赤田代(あかたしろ)



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名前の由来

 湿原に鉄分がしみ出し赤っぽく見えることからついた地名ですが、名前ほど真っ赤に染まっているというわけではありません。



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 それ程この湿原は広くないのですが、他の湿原と比べて特異な植物が多く生育しているのが最大の特徴。
 まず第一に湿原に針葉樹林のコメツガ、オオシラビソ、キタゴヨウが生育し、燧ヶ岳の山側に入るとブナ林が始まるということです。つまり、本来ならブナ林より標高の高い所に生育する針葉樹が、ブナ林より標高の低い所に生育しているということ。
 この赤田代は燧ヶ岳の溶岩流によって形成された扇状地で、森林土壌が流れ込み岩盤上で生育しやすいキタゴヨウやコメツガなどが早くに生育できたのではないでしょうか。ただ、注目していただきたいことは、ここに生育するキタゴヨウやオオシラビソなどが立ち枯れを起こしているという状況です。なぜ、ここだけがこれほどまでに立ち枯れが多いのか?
 これは、この湿原のタイプが沼沢型のため、森林内に湿原が進出しているからなのです。現在の尾瀬ヶ原は乾燥化が進み湿原内に森林が進出している状況はみられますが、その逆がここで見られるのです。斜面伝いから水が湧き出しているため、どんどん湿原が這い上がっている状況にあります。また、このように下が岩盤で湧き水がしみ出している貧栄養地であることから、ミズバショウも小さく可愛気なものがよく見られます。きれいなミズバショウを見たいのでしたら是非、赤田代まで足をのばしてみれください。


赤田代はリュウキンカも綺麗です

 このように特殊なエリアである赤田代には、珍しい花も多く咲いております。
 ここへ来るのに日帰りルートでは多少大変ですが、余裕のあるかたはここまで来られることをお勧めいたします。

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