ハコネサンショウウオ


   ハコネサンショウウオの成体


   ハコネサンショウウオの幼生


    ハコネサンショウウオの干物

*サンショウウオ科ハコネサンショウウオ属
*出現時期…通年
*分布…尾瀬、武尊山、日光白根山
*発見難易度…☆☆☆

 ハコネサンショウウオは流水性のサンショウウオで、肺を持たず体表面や口で呼吸をします。こちらだと成体は6月や10月頃に簡易水道のマスや源流などに現れ、幼生は夏になると沢の比較的流れの緩やかな浅瀬で見られます。10月に成体を確認した集水マスを雪が降り積もった2月に確認へ行ったところ、成体はおらず幼生のみでした。成体はもっと暖かい湧き水の奥へ行ってしまったのでしょうか。
 繁殖は初夏に行う個体と晩秋に行う個体があると言われ、産卵は地下水脈内や大きな岩の下で行われます。なお、メスは毎年産卵するわけではないそうです。
 幼生(写真中央)は孵化後1年間は卵黄のみで成長し、その後2〜3年経ってから変態します。成体になるにはさらに3年から5年かかるそうなので、大人になるにも大変な道のり。
 ただ、このような長期にわたる成体への道のりを生き続けるのに彼らなりの工夫がなされています。以前湧き水が出る周辺を掘って小さな池を作ったところ、いつの間にかにハコネサンショウウオが住み着いていました。さすがだなとこの時思いました。地下水脈内を生活の拠点にしていれば、魚や鳥などに食べられることはありませんからね。

 写真下は檜枝岐村などで束にして売られているハコネサンショウウオの干物?こいつの調理法は唐揚げが一番だと思いますが、火であぶって食べることも出来るでしょう。そうは言いつつ、写真のものを檜枝岐村で買ってきて以来一度も調理していません。ちょっとリアルすぎるんですよ。人と一緒なら食べられるだろうと知り合いが来たときに「ハコネサンショウウオでも食うか!」と勧めるのですが、みんな嫌そうな顔をして食べようともしません。結局、記念写真を撮っただけです。
 よそ様で食べた印象としてカラ揚げだと味がいまいちよくわかりませんでしたが、素焼きにするとサラミのような味がしました。片品村のワイルドなおじさま達は生きたまま飲み込むといいますが、私にはとてもじゃないができません。 
 お腹の中からペッタンコ、ペッタンコいって口まで這い上がってきそうな気がするので…。

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