カワネズミ

*モグラ目トガリネズミ科
*出現時期…通年
*分布…尾瀬、武尊山、日光白根山
*発見難易度…☆☆☆☆☆

 カワネズミは川で遊んでいたり釣りをしているときに見かけますが、そうそう出会えるわけではありません。水中を銀色の物体がヒューと勢い良く泳ぐ姿はみますが、まじまじと見たのは私も今回が初めて。 
 このカワネズミは養殖場に泳いでいたもの。2月頃には食べごろのイワナやニジマスの稚魚がいるため、それを狙って冬場やってきます。ときたま水槽に入ったはいいが出られなくてもがいているカワネズミがおり、そのような状況を養殖場の方に見つけられると殺されてしまいます。まあ、被害がひどいのでいたしかたありませんが。
 3段目のアップの写真を見て頂くとおわかりかと思いますが、鋭い歯が生えております。このことから、他のアカネズミやヒメネズミのように雑食性ではなく肉食中心であることが判断できます。また、産毛のような柔らかい毛が密に生えているのもカワネズミの特徴で、とてもフサフサしていて滑らかです。これは水中を素早く泳ぐための工夫なのでしょう。よくできたものです。
 さらにアカネズミの写真と比べると、目がほとんど毛で被われておりとても小さく、これは耳についても同様。トガリネズミ科なので鼻先も尖っていますが、モグラに似ていると言った方がわかりやすいでしょう。
 カワネズミはいつも池に入るルートが決まっており、その場所だけ凍りついています。多分、池から出る時についた水滴が凍結するためでしょう。
 カワネズミに限らずアカネズミ、ヒメネズミなどは雪の下に写真のような通路を作り、冬場も活動しています。ちなみにこの通路はカワネズミ専用のものではなく、アカネズミやヒメネズミも利用しているようです。

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