コサナ、クロサナエ、ヒメクロサナエ、コオニヤンマ


コサナエ


クロサナエ


ヒメクロサナエ


コオニヤンマ

*サナエトンボ科
*出現時期…6月〜7月
*分布…尾瀬、武尊山
*発見難易度…☆☆☆

 尾瀬や武尊山、片品村に生息するサナエトンボの仲間をまとめてみました。 

 上段コサナエは尾瀬など寒冷地の湿原を主な生息地をしています。ただ、湿原があれば生息しているというわけではなくオゼコウホネが生育するような水深の深い池塘(1.5m以下)が必要のよう。これは他のトンボと棲み分けて生き残り戦略を図っているためで、ヤゴは水深のある池塘で生育し成虫もその池塘近辺をテリトリーとしています。
 前後ばねの形が異なり目は離れて金属緑色、胸の前面の黄紋2つがL字形、側面にある2本の黒い線のうち1本は少し飛び出しているだけでもう1本は上部まで続いています。腹部は黒色で上部に黄色の帯があるのが特徴。写真はコサナエのメス

 2段目のクロサナエはコサナエと異なり沢伝いなど森林内を好み、ヒメクロサナエより明るい渓流や開けた場所に生息しています。自宅周辺でも見られるトンボ。以前、このクロサナエがおもしろいことをしていました。何気に庭の前にある養殖池を眺めていると上空に変な物体がヨタヨタと飛んでいるではありませんが。変に思い近づいてみると、何と3匹のクロサナエが交尾してこんがらがってました。う〜ん、一体何がどうなっているんだ?じっくり見ると、オス2メス1の構成になっています。しばらく見ていると再び飛び始めましたが3連結のためまともに飛べない。そりゃそうだ。しばらく、追っかけているととうとう分裂。お疲れさま。
 胸の側面の黒い筋が2本あるのが特徴。写真はクロサナエのオス。

 3段目のヒメクロサナエはヒメと付いていますが大きさ的にはクロサナエと余り変わりがありません。ただ、クロサナエが生息する沢より薄暗い場所におり、ミズバショウやザゼンソウが生育する湿地を好むようです。ちなみに両者が同じエリアに住んでいるのを見かけたことがありません。尾瀬の場合だと長沢や八木沢などで見かけます。
 胸の側面の黒い筋が1本で下が太くなっているのが特徴。写真はヒメクロサナエのオス。

 4段目のコオニヤンマはオニヤンマと名前が付いていますがサナエトンボ科。ただ、オニヤンマというだけあってサナエトンボの中では日本最大。
 イワナ釣りをするのに川虫が必要なため石をひっぺ返したりするのですが、その時よく入っていたのがコオニヤンマのヤゴ。真っ平らでとても特徴的です。
 また、写真を見てもらうとお分かりいただけますが、とても頭が小さい。余りに小さくてバランスがとれておらず、ちょっと変。みなさんそう思いませんか?

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