武尊山 クマ キノコ 紅葉


尾瀬 ガイドの眼
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10/17 武尊山・クマとキノコと紅葉 1  
 


 9月に入ってからクマが人を襲ったり家屋に入ったり市街地へ出てきたというニュースが頻繁に流れていますね。今年はブナ科植物のミズナラやブナの実が不作だそうで利根沼田地域でも状況は同じとのこと。
 う〜ん、こんなチャンスは数年に一度。「クマの写真を撮りに行こう!」と突如思い立ち、ガイド仲間からキノコ採りの誘いを受けていたこともあり武尊山へ行ってきました。

 仕事を終え一眠りしたところで、21時頃に自宅を出発。武尊山の峠道に入ったときには午前1時を過ぎていました。眠気を堪えつつ車を走らせていると、ネズミやイタチ、テン、タヌキが続々と道路を横切っていく。今日は調子がいいなと思いつつ山奥へ向かっていると左手ガードレール脇に黒いゴミ袋のようなものを発見。まさかと思いつつ目を凝らすと毛がモサモサ。出ましたクマちゃん!!!
 「お〜〜、もう遭遇かいな。まさかこんなに早く見つかるとは!」。当のクマは小走りではあるものの慌てている様子はなく、車に慣れている感じ。体長1m体重30kg程の子グマで、まだあどけない顔をこちらに向けている。いつ見ても子グマは可愛いの〜。クマが行動する夜間を選んで山へ行ったのは正解でした。

 その後目的地に到着し仮眠をとっていたのですが、明け方になって団体さんがやって来たようで周囲が騒がしくなる。朝一番に歩かないとクマに会えないため、急いで準備をし山道の先にある出没しそうなエリアへ向かうことにしました。しばらく歩いていると、突如30m先から「バキッ」と枝が折れる激しい音。さらにササ薮をガサゴソ動いている気配も。ニホンジカやカモシカとクマとではササ藪を歩く音や気配が異なっているのですが、こいつは間違いなくクマ!
 数時間内に2頭のクマ(別個体)に出会えた偶然に感動しつつ急いでカメラをセッティングし左手にクマ避けスプレーを持ち徐々に近づく・・・怖ぇ〜〜、やっぱり無理だわ・・・。
 ぼやっと黒い姿は見えるのですが、大きさが全く分からない。さっき見たくらいであれば近寄れるのですが、もし80kg以上あれば非常に危険。結局、15mまで近づくのが限界だったため登山道に出て来るのを待ち構えていると、なんと後ろからさっきの団体さんが大声を出してやって来るではありませんか。
 おいおい勘弁してよと思いましたが、クマが逃げないよう潜んでいる自分の方がよっぽど危険で勘弁してくれな人なのかもしれない。早くクマちゃん出てきてくれよと願うが、クマも人の気配を察知したのか動いていた場所は静まりかえってしまいました。
 は〜〜せっかく夜中高速飛ばして山奥まで来たのに・・・しかも最高のシャッターチャンスが・・・。
 極度の緊張と恐怖感から解放され、虚脱状態が襲って来るも高鳴る動悸は止みません。何回出会っても慣れることがなく、過去の恐怖体験がフラッシュバックするのは毎度のこと。
 ちなみに後ろから来た団体さんは、平然と私を追い抜きクマがいた場所まで歩いて行ってしまいました。この先にクマがいたと伝えたんですけどね。
 知らないって凄いことだなあ。集団心理も働き、己が襲われるなど全く考えもせず他人ごとなのでしょう。
 まあ、人柱になってくれたので安全確認できましたが。

 
  コハウチワカエデ  
 

 コハウチワカエデ

 
 
  ナラタケ  
 

 ナラタケ・キノコ汁に最適

 
 
ヤマウルシ
 
 

 ヤマウルシ

 
  ツキヨタケ  
 

 ツキヨタケ・毒キノコ

 
  ウワミズザクラ  
 

 クマがウワミズザクラの実を食べるため枝を折った痕。今年はウワミズザクラが豊作で、9月中のクマはそれなりに腹を満たしていたとのこと。

 
 
  コシアブラ  
 

 コシアブラ

 
  ホコリタケ
 

 ホコリタケ・幼菌は食可

 

 

 
 

 当サイト内にある「クマ対策」のページを現在加筆修正中です。過去に私が遭遇した事例を追加するとともに、片品村に住んでいた頃には関係のなかった銃刀法・軽犯罪法・迷惑防止条例など刃物を携帯した場合に生ずる問題点等を追加しております。
 9月から取りかかっているのですが、未だ出来上がっておりません。気長にお待ち願います。