ヤマアカガエル
|
|
*ツチガエル科 2000年の生物観察の中で最もヘビーなことをしたと思うのがヤマアカガエルの産卵観察。一週間ぶっ続けで深夜に及ぶ観察(食事中も)をしていたため、もう二度としたくないという試練の観察記録。21世紀を前にして俺は一体何をやっているんだか…。 写真上は雌雄ご対面といったところですか。この状況を撮るのに随分待ちました。メスは背中が赤褐色で腹は蛍光のオレンジと黄色が混じっている(右)。オスの背中は赤褐色と黒褐色のタイプがおり、腹とアゴは白く足だけがオレンジと黄色(左)。写真のオスは3回交尾しているので疲れているらしく、目の前にメスがいてもアタックを仕掛けようともしませんでした。お父さんお疲れさま。 メスにオスが交尾を仕掛ける時、後方から瞬時に脇の下に手を入れ羽交い締めにします。これはかなりがっちり締めており無理に離そうとしても離れません。時たまメスの横側やおしりと頭を間違えて掴みかかるものもいましたが、たいがいうまくいきませんでした。なんとか体勢を整えようと膠着状態が続くのですが、変に締め付けるためかメスの手足が伸び切って死んだようにも見えました。かなり両者とも苦しそう…。 抱き着いた状態は場合によって2日以上の場合もあったり、くっついて5分程で産卵が始まるケースなど様々。2日以上というのは自然界でも見られます。やはり相性というものがあるんですかね。 産卵開始はオスが両足を揃えてメスの背中をさすったときに突如始まります(写真2段、3段目)。するとニョロリン、ニョロッとキャビアのような卵が一定間隔で出てきて1〜2分で終了します。あ〜、この瞬間を見たかったんだよ〜、嬉しい〜。ようやく20年来の悩みが解消されました。 ところで、産卵後。卵が出終わるや否やオスはサッサとメスから離れ、少し水面に浮かんで休憩した後、再びメスに飛びかかっていました。なんだか、男の私から見てもひどく薄情に見えましたが、これぐらいやんなきゃもてないんでしょうかね?少し考えちゃいましたよ。 出始めの卵塊は写真一番下のように小さいですが2〜3時間もすると大きくなっていきます。私と同じ疑問を持たれた方、これで納得できたでしょうか? |